はっこらいふ

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X-T10でSDカードの違いを比べてレビューしてみた

こんにちは!

今日はX-T10 のSDカード選びについて書いていきたいと思います。

私は初期投資を抑えようと8GBのSDカードを買ったのですが、スペックを見てみるとあまり良くないと知り、容量も少ないので新しいものを購入しました。

ちょうどいい機会なのでSDカードでどれくらい使い心地が変わるのか調査していきたいと思います。

今回使用したSDカードは レキサー SDHCメモリカード 8GB Class10 UHS-I Lexar Platinum II 300x と新たに購入した【32GB】 SanDisk サンディスク Extreme Pro SDHCカード UHS-I U3対応 (95MB/s) になります。スペックはここには書きませんがスペックだけ見るとかなりの差があります。果たして実際にどれくらいの差があるのでしょうか。

 単写

画質モードをFINEで一枚ずつ撮っているだけでは両者に大きな差はないように感じました。書き込んでる間ランプが点滅しますが、同じぐらいの時間点滅していました。しかし画質モードをFINE+RAWにするとかなりの差がありました。もともと持っていた遅いSDカードは点滅している時間が3~5倍長くなっています。点滅している間にも操作はできるのですがそのまま連続で撮ると7枚目で書き込みが追い付かなくなるのか操作を受け付けなくなります。書き込みが速いSanDiskのSDカードは30枚ほど連続で撮っても息切れすることはありませんでした。

連写

次に連写モードでどれだけ差が出るかチェックしました。連写モードではシャッターを押している間ずっと写真が撮れますが、途中で処理が追い付かないと連写速度が落ちます。シャッターを押しっぱなしにして何枚まで速度が落ちないで撮れるか計測してみました。

まず低速の連写モードで確認です。画質モードがFINEの場合Lexarの遅いSDカードでは33枚まで速度を落とさず撮れました。しかしSanDiskの速いSDカードではずっと速度が落ちずに撮れました。速度が落ちないので途中でやめましたが、100枚以上撮れていました。画質モードFINE+RAWの場合、Lexarが7枚、SanDiskが10枚まで速度を落とさずに撮れました。RAWの場合Lexarが7枚、SanDiskが11枚でした。

高速の連写モードではFINEの場合が11枚、FINE+RAWの場合が7枚と両方同じ値でした。これはおそらくSDカードではなくX-T10 本体側の性能の限界だと思います。書き込みをしている時間はSanDiskの方が明らかに速かったです。X-T10 以外の連写性能がいい一眼ではもっと明らかな差が出ると思います。

まとめ

RAWを使うかどうかでスペックが高いSDカードにするかそこそこの物にするか分かれるのではないかと感じました。普段RAWで撮らないようであれば、Class10のSDカードなら特に問題がないように感じました。RAWで撮る人や連写モードを多用する人(そもそもX-T10は連写が弱いので多用する人がいるかわかりませんが...)は、Class10やUHS-Ⅰといった表記だけでなく、細かいスペックにも注目する必要があるのかなと。今回使用したSDカードは両方Class10、UHS-Ⅰで一見同じスペックですが、これは最低スペックを保証しているだけで実際の実力は結構違いました。

今回の実験で数字以上にスペックの違いを理解することができましたが、みなさんのSDカード選びの参考になればと思います。